骨が薄い・足りない場合に(GBR・サイナス・ソケットリフトなど)

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骨が薄い・足りない場合

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少なくなった骨を増やす方法

インプラントは骨(歯槽骨)に埋め込むものです。よって、インプラントがしっかり埋まるだけの高さと厚みがなければ、インプラントは飛び出してしまい、治療ができないのです。 「顎の骨が足りずインプラント治療ができない」といわれるても諦める必要はありません。骨が足りなくても、再生治療を行えばインプラント治療は実現します。

GBR法(骨再生誘導法)

GBR法は「骨再生誘導法」とも言い、吸収したり破壊されたりしている歯槽骨を再生させる方法です。インプラントを埋入するためには十分な骨が必要となります。
具体的には埋入するインプラントの高さ(最低10mm)以上の骨と、インプラントの周囲に1mm以上の骨が必要になりますが、歯槽骨が薄くてインプラントを埋め込むだけの骨の厚みが足りない場合も、GBR法を行えばインプラントができるようになります。人工骨は一度吸収し、その後、血液の供給によって新しい骨ができます。初めに填入した人工骨の全てが、新しい骨になるわけではなく、30%~40%が吸収され、約60%~70%程度の量の骨が新たにできます。
新しい骨ができるまでに、4~6ヵ月程度の時間がかかります。1回で目標の骨の量ができない場合は、2~3回GBR法を繰り返します。

  • 1)インプラントを埋入する

    歯槽骨の吸収が著しく、インプラントが外に露出しています。

  • 2)自家骨 or 骨補填剤を入れて、人工メンブレン(専用の膜)で覆います

    インプラントを支柱にし、生体材料で作られた人工メンブレンで覆えば、骨の誘導再生が可能です。また、人工メンブレンは歯肉などのやわらかい繊維性の細胞混入を防ぐこともできます。人工メンブレンがズレないよう、ピンで固定する場含もあリます。

  • 3)歯肉を戻して、骨が再生するのを
    待ちます

    ②が完了したら、歯肉を元に戻して骨の再生を待ちます。この期間は、術部に刺激を与えないよう注意が必要です。ドクターの指示をしっかり守りましょう。 骨の再生スピードには個人差がありますが、一般的には4~6ヵ月程度で再生されるといわれています。

  • 4)インプラントの上部構造(歯の部分)を装着します

    骨が再生されて、インプラントがしっかり固定することができたら、インプラントの上部構造(歯の部分)を作製して装着します。また、新しく骨が再生されたことで、歯肉も盛り上がり滑らかで綺麗な形に戻ります。

ソケットリフト

ソケットリフトは、上顎にインプラントを植立するときに、上顎の骨が薄くインプラントを埋入するだけの厚みが無い場合に行う、インプラント治療の技術の一つです。インプラント体を埋入する部分から直接行う治療方法なので、手術も短時間で傷口が小さくて済み、術後の腫れや痛みもほとんどありませんが、シュナイダー膜までの骨の高さが5mm以上ある場合に適用でき、増やすことができる骨量には制限があります。上顎洞のインプラントを植える穴(もとの歯が抜けた部分)から、骨のもととなる物質を入れて、少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げていきます。押し上げられた粘膜と、その間に詰まった骨のもととなる物質の分だけ、骨の厚みを増すことができます。そして、骨のもととなる物質が固まって、完全に骨になるのを待ってから、インプラントを行います。

サイナスリフト

上の奥歯にインプラントをするとき埋め込む部分の骨が5mm未満にまで吸収してしまっている場合に用いる骨誘導再生法のことです。上顎の骨の厚みが薄く(5mm以内)でも手術が可能です。上顎洞と上顎との距離が狭く、ソケットリフトが行えない場合に選択される方法です。上の奥歯を失ってしまうと、上顎洞が下に拡大してくると同時に失った歯の顎の骨も痩せていくので骨の厚みが急激に減少していきます。そのため、インプラントを埋入する顎の骨の高さが不足してしまうのです。そこでサイナスリフトという治療法を行い、その上顎洞に自家骨や骨充填材を継ぎ足しすることにより、インプラントを埋入する骨の厚みを確保します。 元の顎骨の厚みがある程度あれば、オペと同時に行うことも可能ですが、かなり骨が薄い場合はサイナスリフトを行い、6ヶ月ほど経過して骨ができ、厚みが十分になってから改めてインプラント治療を行います。